2014/09/08

彦彦 二人展

本日より、14日(日)まで、
末廣豊彦(絵画)と
末岡信彦(作陶・絵付)の
『彦彦 二人展』を開催中です。

叔父と甥であるお二人の作品展。
いつか一緒にとの想いが実現したそうです。


絵画の末岡豊彦氏は、元々建築のお仕事をされていたのですが
50歳を迎えてからの20年程で多数の水彩風景画を残されたそうです。
旅先でスケッチから彩色までその場で仕上げる氏の後ろで
奥様が一緒にスケッチなさったり、ギターを奏でたりと
それはまるで映画のワンシーンのような光景だったとのこと。
末岡氏は他界されていますが、会場には奥様や息子さんがいらして
そんなお話を聞きながら見る絵は
透明感や温かみがあって、とても素敵でした。







作陶・絵付の末岡信彦氏の作品には目を奪われます。
見事な赤色が出ている椿。(焼き物で赤を出すのは難しいそうです)
美しい水面と、今にも泳ぎだしそうなイワナ。
生命力溢れるタケノコ。(陶器の中身は、成長したタケノコでした)
下からのアングルに力強さを感じる立派な銀杏。
美しい花々、可愛らしい野葡萄。
山葡萄は食べられるけど単色、
野葡萄は食べられないけど、
まるで宝石のように様々な色なんだそうです。
焼き上がってみないと、色の出方がわからない
焼き物の絵付けは
思い通りの仕上がりのなるまでに、
数え切れない程の失敗作が出てしまうそうです。
その分作者の魂がこもっているようにも感じました。



末岡氏自身も、お話も面白くてとても素敵な方でした。
会場にいらっしゃると思うので、
是非お話を聞きながら作品をご覧になることをお勧めします。
渋谷でお教室も開いていらっしゃるそうなので、ご興味のある方は是非。
http://www.p-amicone.com


本当に見事な作品ばかりで、ついつい長居してしまう展覧会でした。

末廣豊彦・末岡信彦 二人展
9月8日(月)~14日(日)
11:00~18:00




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